BEHIND THE SCENE木版印刷のこだわり

木版印刷のこだわり

日本では1300年の歴史をもつ
世界最古といわれる印刷方法です

木版印刷とは

木版印刷って何?

木版印刷が日本に伝わったのは飛鳥時代。中国大陸から仏教や製紙技術とともに伝来したと言われます。時代の移り変わりと共に、形を変え日本独自の印刷技術として発展してきました。江戸時代には本を取り扱う「本屋」の誕生と共に、文字の印刷から挿絵、絵画、多色刷りへとひろがっていきました。

日本における1300年の歴史を経て継承される木版印刷は現代の職人やアーティストによって新たな作品が誕生しています。

京都に木版印刷が伝わったのは1200年前。
京都の土地で、木版技術を継承する竹笹堂の元でAIUEOの木版和紙は作られています。

竹笹堂

1891年(明治24 年)に創業。京都の土地で1200年の伝統を継承する木版技術を活用し、伝統的な木版画制作のほか、現代のニーズにあわせた新しい提案をしています。世界で一番古い木版印刷「百万塔陀羅尼経」の復刻をはじめ、仏画・教本などの復刻修復、「嵯峨本」といわれる木活字の復元制作、浮世絵木版画の研究復刻など、木版印刷伝来の技術を読み解く制作を数多く行っています。

竹笹堂外観

竹中木版 竹笹堂
京都府京都市下京区綾小路通西洞院東入ル新釜座町737
075-353-8585
店舗営業時間11:00〜18:00(水曜定休)

竹笹堂WEBサイト

FLOW木版印刷の流れ

  1. 木版印刷の流れ

    図案を考え、版下絵(原画)を描く「絵師」の仕事

    木版画の大元となる版下絵(原画)を描くのが「絵師」(えし)です。
    絵師は今で言う「イラストレーター」の立場です。
    昔は「出版社兼プロデューサー」である「版元」とお抱え専属契約を交わすものや、人気絵師の場合は独立して版下絵作りをするものがいました。

    今回のプロジェクトでは、絵師の役割をAIUEOデザイナーが担当しています。

  2. 木版印刷の流れ

    版下絵を色ごとに分解して版木を彫る「彫師」の仕事

    絵師が描いた版下絵を元に、版画の原版となる「版木」(はんぎ)を作るのが「彫師」(ほりし)です。

    彫師は彫刻刀の刃先を0.1mm単位で板面に入れ、筆で描かれた質感を版木に再現します。
    細かく丁寧な技術、集中力と正確さが必要で、木の板は一度削れてしまうとやり直しが効きません。絵柄により、10種類以上のさまざまな彫刻刀を使い分けます。
    彫師として認められるには10年以上の修行が必要と言われ、非常に高い技術が必要とされる専門職です。

  3. 木版印刷の流れ

    版木を使い分け絵柄を摺って仕上げる「摺師」の仕事

    版木に絵具を広げてバレンを使い和紙に摺りこみ、色を重ねて作品を仕上げるのが「摺師(すりし)」です。

    摺師は一度に何百、何千もの枚数の版画を、全て同じ色、同じ摺り方、同じ品質で作品として仕上げます。
    特に絵具を調合して版下絵の通りに色を再現することは、無限の色の組み合わせから的確な色と分量を選ぶことが重要です。長い経験によって養われていきます。
    微細な差異も見逃さない鋭い感覚が必要とされる専門職で、竹笹堂では摺りの技術を6代目まで継承しています。

  4. 木版印刷の流れ

    千代紙完成

    木版の原版を使い、A3サイズの千代紙が完成。そこから切り取れるサイズのアイテムを展開。
    刷り色を変えることも、同じ版を使って違うアイテムをつくることも可能。

ITEMS木版印刷を使ったアイテム

一枚の千代紙(木版和紙)から全てのアイテムを展開しました。
一枚一枚、職人の手と技術を使って摺っているため、出来上がった千代紙にはそれぞれ違った表情が生まれます。

かわいい京都を
一緒に広めていきましょう!